食事制限と運動で厳しい減量を行うボクサーや競馬の騎手、ボディビルダーなどのアスリート。彼らが行う、簡単だけど過酷なダイエット方法について紹介します。
簡単ダイエットの達人といえば、やはりボクサーと競馬の騎手です。彼らはなんといっても、試合やレースのたびに体重を落とさなければならないのですから、まさに達人なのです。
あるボクサーの書いたダイエット本によれば、最低限しか水は摂らず、食事も低カロリー、高たんぱくの食事を少しだけ摂り、あとはずっとランニングやスパーリングといったトレーニングに励むのです。
それでも体重が落ちない場合は、毛布で体をくるんで、そのままトレーニングを行うのだそうです。簡単ですが、この簡単ダイエットの方法は、基礎体力のあるアスリートであるボクサーだからできることであって、普通の人が行ったら、まず倒れます。
そこでもっと普通の人でもできるボクサー式ダイエットは、とボクシング経験のある人に訊ねてみると、とにかく運動を少し無理してでもたくさん行うことと、低カロリー、高たんぱくの食事を続けるということだそうです。
なお食事は1回あたり500カロリーまで落とし、一日のカロリー摂取量を1500カロリーまで抑え込むのだそうです。そして空腹になったら、水で我慢するそうです。お茶も飲んでいいそうですが、砂糖やミルクは厳禁です。
マンガ「あしたのジョー」で、ライバル力石徹が行っていた、「水を一切飲まない、肉とリンゴだけ」というダイエットも、その人は実践してみたそうですが、体力があったからできたけれども、実際の試合では力が入らなかったので負けた、と嘆いていました。やはりあのダイエット法はフィクションでしかないようです。
簡単ダイエットで意外と思いつかないのが、ボディビルダーです。実はボディビルダーというと筋肉ムキムキであまりダイエットとは関係ないように見えますが、彼らはいつもダイエットです。
それはなぜかというと少しでも脂肪がついてしまうと、せっかくの筋肉が隠れてしまうからなのです。ボディビルディングは筋肉がどれだけ美しくつくかという競技ですから、脂肪は大敵なのです。
そのボディビルダーのダイエット法は、かなり簡単ダイエットですが、過酷です。まず、たんぱく質しか摂らないのです。だからゆでたまごの白身だけか鶏のささみだけが食事です。そしてむくまないように塩分も摂りません。そこに筋肉を育てるプロテインを飲むだけ、という食事制限を自分に課しています。加えてそこに筋肉トレーニングと脂肪を燃やす有酸素運動を加えますから、かなり厳しいものです。
「まだ食べられるんだからいいんじゃない?」と思われるかもしれませんが、食べるものには味がなく、飲み物はプロテインだけなのです。味が不気味(最近はかなり改善されているようですが)なプロテインがほとんどの栄養源になりますから、ゆでたまごの白身と鶏のささみだけという、義務だけで食べる食事なのです。
そこに加えて脂肪を取り去るため有酸素運動と徹底的に筋肉をトレーニングで鍛えていきますから、疲労度もあがります。炭水化物もごく少量しか摂りません。それはウェイトをあげるときにスタミナをつけるためだけです。普通の基礎体力のない人にはすすめられません。